稲荷・エイブラ・英二の日記

話す人いないからブログ

KinKi Kidsファンになるまで

私はKinKi Kidsファンである。

が、KinKi Kidsさんの魅力とか私が語っても今更過ぎるしそれに伝えられないのでその辺を語るつもりはない。ただの私の話。
 
私はKinKi Kidsさんのファンクラブにも入っていて、CDやコンサートDVDが出れば購入を行い、ここ数年は毎年ライブにも行っている。
元々全盛期KinKi Kidsを知っている年代なのだが、子供の頃に出ていた彼らの衣装の裸ジャケットや肩パット、ついでにロン毛が苦手だった。というかあの辺の時代の衣装メイクが全体的に好みではなかったのだと思う。(モー娘。全盛期も知っているがそちらもさっぱり)
ただ曲は好きだったし、彼らのドラマも好きでよく見ていた。エンドリケリも曲が好きだった。
 
9年ほど前、入社したばかりの会社に問題があり退職し、精神的に辛い時期に唐突だった。何となくKinKi Kids歌好きだったな〜と動画を見た。その後ひたすら過去動画をあさり、CDを借り、コンサートDVDを購入し、コンサートを生で見てみたいと一人で観に行った。
コンサート参加当日の帰り、バス待ちの際お隣になった方に、今回初めて参加し時間もなくグッズも購入してない話をしたらグッズをわざわざ一つお譲り頂いてしまった。新規ファンに優しくするという既存ファンの在り方の凄さと、こんな事されて私まだ実はファンクラブにも入ってないのに…という気持ちにもなった。
 
KinKi Kidsさんはとても長く活動をされている方たちだ。故にネットの波を潜れば潜るほど情報も多く出てくる。何かを好きになる時に一番楽しいのはこの時かもしれない。知れば知るほど好きになっていく。
ただ歴も長くファン層も様々なアイドルには様々なファンからの意見や主張もあった。だんだん自分が見ている彼らと、自分が内心期待して欲している彼らの姿、他のファンが見えている彼らの姿の乖離に違和感を感じることが増えていると気づいた。
この辺の自分の中で印象的なのが、コンサート中に光一君からのお知らせで結婚する発表をされた夢をみたことだ。起きてから、その言葉にショックを受けた自分に驚いたものだった。(私はリアコの感情全然分からない派だと思っていた)
 
その後再就職先も決まり新たな生活にも慣れ、しだいにKinKi Kidsを見ることは減った。CDやDVDの購入も行わなくなり、元の生活に戻った形だった。
 
けれど5年ほど前、また精神的に辛い時期に陥り、私は以前買ったコンサートDVDを家にいる間再生し続けた。キラキラ歌い踊る彼らを見て私は落ち着いていた。
以前のように彼らをみて辛くなる自分も嫌だったし、なぜそうなのか考えてみた。
自分の身近な人に対してもそうであるように、相手に自分の望む期待を持ってはその乖離に苦しむのだという当たり前のことだった。アイドルである彼らも生身の人間で、私とは異なる考えを持ち人生を生きているのだ。(それに気づいていなかった自分は自分ののぞむアイドルというキャラクターを求めて見ていたのだと分かった)
ファンから見た彼らはまさに偶像で、人それぞれに全く違う見え方をしているのだということにやっと納得することができた。
 
その上で今後は彼らが結婚しても、もし辞めて別の道に進んでも、彼らの幸せを願うことが出来る気持ちになったからファンクラブに入ろうと思った。
彼らの活動をただ応援したい、幸せになってほしい。それだけの気持ちだけでいられていると思った自分にやっと、彼らのファンになれたのかなと思った。
間を空けてだが、ファンクラブに加入してきちんと自分でコンサートチケットを購入した。
 
自分としては何でも追っかけ過ぎて大変だと思いたくもないし、今は余裕を持った距離感と気持ちでファンでいられていると思う。
好きなアイドルだからってどんな部分でも許容出来るタイプでは私はなくて。
個人個人の彼らのここ苦手だな〜と感じてしまう部分があっても、2人ならツッコミし合ってくれるので、できれば私はKinKi KidsさんはKinKi Kidsさんでいてくれてほしい。
 
今後も彼らの活躍を見ることを楽しみにしている。